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「それで?結局なにが言いたいの?」
背もたれに寄りかかり、僕の話を聞いているあいだ組んでいた腕を解いて、きみはテーブルの上の背の高いグラスを取り上げた。僕の目を見て首を傾げる。
サマーカクテルの鮮やかなブルーときみの白い指。その肩の向こうに見える、輪郭のクッキリした白い雲が浮かんだ真っ青な空。僕は今年も夏が来たことを実感する。
「どうしたの。やっぱりこのワンピース、ちょっと大胆だったかな」
「そんなことない。良く似合っているし、とても素敵だよ」
真っ白なオフショルダーのサマードレスを纏ったきみ。夏の女神が僕に微笑んだ。
ーENDー
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