26人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の後に教室に入ってくる生徒もいた。俺は時間は守る。不良じゃねえからな。見かけがそう見えるだけで……。
ーー髪染めてねぇのに、何で恐がられるんだよ……。
そして、同級生が入り終わって暫く。担任の先生が入ってきた。
「んじゃ~~HR始めるぞ。初めに、このクラスの委員長決めるぞ」
大きな欠伸と目の下に大きな隈がある、寝癖がひでぇ男性教師だ。
ーーあんなのが先生で大丈夫なのか?
少し、ここの先生事情が気になるがそう呑気に構えていられなくなるなんてな……。
「先生、学級委員はレイさんが良いと思います!」
そんな声が聞こえ、それに賛成する奴らがどんどん出てくる。
「だそうだが、お前はどうしたい?やってくれるか?」
「えーーと……良い、ですけど条件があります」
「何だ?」
「アクマさんと一緒に学級委員やるなら、受けます」
「はぁっ?!」
ぼんやりしてたら、とんでもないことを言い出しやがった。ふざけんなよ。てか、俺が学級委員なんてやるキャラに、見えてんのか。謎だ。
最初のコメントを投稿しよう!