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「喫茶店…………行ってみたいっ!アクマさんの働いてるとこ見たいっ」
そらきた。目をキラキラ輝かせて、レイは俺に詰め寄ってきた。
ーー何でバラすんだよ、トモ……。
恨みがましくトモを睨むと、そんな俺を気にすることなくニコニコしてやがる。
「アクマさん……その、ダメ……かな…………?」
レイは今度は捨てられた子犬のような目になっている。
ーーこれ、断るの無理だろ……。
「分かった分かった!見たけりゃ見に来いっ。ただし、トモは来るな」
「え~~何でーー」
「来るなよ?」
トモまで来たらバイトに集中できねえ。そもそもお前のせいでこんなことになったんだからな。そう小声で言うと、トモは渋々了承した。
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