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「アクマ嫌なのか?」
「アクマさん、ダメですか?」
「は?ダメじゃなく、俺がそんなんやるキャラ見えんのか?!」
「そうですか……」
レイはしょんぼり肩を落とす。止めろ、そんな反応されたら、こっちが悪者になるだろ……。
「アクマ、ちょっとこっち来い」
「何だよ……」
先生に呼ばれ渋々と教卓へ向かう。
「耳貸せ」
「は?」
「お前以外の男子が学級委員になると、色々面倒なんだよ」
「面倒って何がだよ?」
「話すの面倒だ」
「…………」
それはどうなんだ……。
「とにかく、お前が学級委員やって欲しい。頼まれてくれないか?」
「俺はーー」
「お願いします、アクマさんっ」
「…………分かったよ!!やれば良いんだろ!!」
「ありがとうございます!!」
「助かる!早く終わって良かった良かった」
おい、先生は面倒なだけで早く決めたかったとか言わないよな……。とにもかくにも、こうしてレイと学級委員をやることが決まっちまった。
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