俺のバイト事情

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「やっほーー、アクマ!来ちゃった」 「げっ、トモ……っ!」 「こんにちは、トモさん」 レイと話していると、またドアのベルが鳴り何故かトモまで来やがった。 「お前、来るなって言っただろうがっ」 「たまたま(・・・・)通りかかっただけだよ?」 「…………」 「アクマさん……えっと何ていうか…………」 「レイ、大丈夫だ。ありがとな」 そうだ。トモはこういう奴だ。あんな口約束で安心した俺が悪い。 「ようやく会えた…………トモ先輩っ」 「…………え?」 「どうした、ナオ?」 体を震わせ顔を赤くし、ナオは俺の見たことのない表情(かお)でトモに近寄る。それは見るからに恋する乙女()だった。
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