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「「え、どうしたの?」」
「とぼけても無駄だぞっ。何で俺がそんなんやらなきゃなんねーーんだ?!」
「クラスの一員だから」
「料理上手いから、あと接客も」
「………………」
俺は何とも言えず肩に変に入っていた力を抜く。
ーー落ち着け、俺。このまんまんだと、コイツらの思惑通りになるぞ。
「大体、クラスの奴等は俺と関わりたくないだろうし」
「じ、実はちょっと話してみたいな~~とか、思った、り」
ん?おかしな返答が来たぞ。どういうことだ……?いや、気のせいだろ。
「それに俺の作った料理とか後味悪いだろ」
「作り手が誰であろうが美味しければ売れる!!」
…………俺、頭でも打ったか?今まで俺を腫れ物みたく扱ってきたクラスメイトがやけに俺に優しい。
ーーああ、そうか…………これは、夢だな。
「トモ、俺を殴ってくれーー」
「はいよ~~」
「いっでぇ~~っ!!」
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