俺のガッコーの祭

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「おまっ……思いっきり殴るなよ!」 「え~~?殴れとしか言われてなかったし」 「加減を知れよっ!」 トモに(ほお)をグーで殴られた俺は、その痛みでここは現実だと思い知らされた。 「というわけで、アクマさんに焼きそば作るのと接客のリーダーで皆さん良いですか?」 「「「「はーーい」」」」 「勝手に話進めんなよ、レイ!」 トモとレイ二人の言動に惑わされまくって、持っていたチョークが折れる。 「アクマさん、チョーク落ちたよ。はい、どうぞ」 「あ、わりぃわりぃ……じゃなくて!」 「だって、アクマさんなら絶対美味しい焼きそば作ってくれるし、接客もバイト姿見たら丁寧だもん。ダメ……かな?」 「…………」 そんなキラキラした目で見ないでくれ。そんな表情(かお) されたら、俺はーー。 「………………分かったよ」 頼み聞くしかねぇだろうが……。
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