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俺のガッコー生活
アイツの家へ見舞いに行って、ダチになってから。翌日にはアイツはガッコーに来れるくらい、元気になってた。
「なあ、アイツの笑顔いつにも増してまぶしくねぇか?」
「え?それ、僕に聞くの?」
そう。相変わらずトモと一緒にガッコーに行き、教室に入ったらアイツが居た。とても嬉しそうに窓の外を見てる。足もバタつかせて。んで、俺たちに気づくと、口を大きく開けて近寄ってきた。
「アクマさん、トモさん!おはようござーーげふん、おはようっ」
「お、おう……」
「おはよ~~」
色々突っ込みどころが多くて困る。だが、とりあえずーー。
「お前、もう身体大丈夫なのか?」
「うん、おかげさまで。あれから熱下がったんだ~~」
「アクマ効果すごいね。マイナスイオンでも出てるの?」
「何でそこでマイナスイオンが出るんだよ?」
「なるほど、アクマさんにそんな能力が……」
「いや、ねぇからっ!」
そんな俺ら三人の様子を、教室内の連中が物珍しそうにジロジロ見てきやがる。アイツはーー分かってなさそうだな。トモは分かっててスルーしてそうだ。
「ほら、HR始まる前に席着くぞ」
そう言って、俺らは散った。
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