俺とトモとレイ

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俺とトモとレイ

今まで知らなかったが、アイツーーレイは病弱だったり外見だったりで度々女子に反感を買っていたらしい。男子にモテるのも、それに拍車をかけた。とまあ、これはトモ情報だが。 俺がレイに直接聞くには、また違う気がして。レイと別れてからトモに聞いた。 「でも、お前知ってたなら何で止めないんだよ?」 「アクマほど、僕はお人好しじゃないからね~~」 俺がお人好しに見えるなんて、トモも大概おかしな奴だ。アイツはダチだ。ダチを助けるのに理由がいるのか。 そう聞いたら、そういうところがお人好しなんだよ。と言って苦笑された。 「俺は優しくねぇ」 「不器用なんだよね、アクマは。僕はそんなところが気に入ってるよ」 それは確かに。と納得して自宅へと帰った。といっても、アパートで風呂とトイレはついてる1Kの間取りだ。狭いが一人暮らしにはちょうど良い。俺が一人暮らしを始めたのは高校生に上がってからだ。
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