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俺のバイト事情
憂鬱だ。今日という日が憂鬱で仕方ねぇ……。何故なら今日は……。
「レイが来る日だからな…………」
放課後。いつものように喫茶店へと進む足取りが重い。レイに来ても良いと言ってから。その来ても良い日が決まるまでかなりしつこかった。俺のバイト姿なんてそんな面白いことはないと思うんだが……。
ーー確か今日の面子はマスターはもちろん……あとは、ナオだったか。
他にも二三人いるが、そいつらはさほどシフトに入らないから実質この三人で回してるようなものだ。
「マスターには話通したが、ナオには話せなかったから……喧しいよな」
アイツも変わった奴だ。俺に関わってくる奇特な奴だからな。
そうこう言ってる内に、俺のバイト先に着いた。
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