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背中から、みのりちゃんのぬくもりと、洗濯石鹸の匂いがした。
と、みのりちゃんの手が、私の体をなぞるように、なで始めた。
「み・・・・みのりちゃん」
その手を押さえると
「ほら、飛行機、ちゃんと見て下さい。大丈夫、コートの下だから、誰にも気づかれませんよ」
その声は、明らかに、楽しんでいるようだった。
ウエストから、胸へと移動した手が、私の胸をしっかりと包み込み、揉みしだく。
反撃しようにも、背後から抱かれている私の方が、分が悪い。
みのりちゃんの手を押さえようにも、強い力で押し戻され、
「そんなに動くと、みんなにばれちゃいますよ」
と、ささやかれる。
羞恥心からか、欲情からか・・・・・私の体が、カッと熱くなる。
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