密日

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夕暮れ時の日差しが、閉じたカーテンの隙間から、白いシーツに光を落としているベッドに目をやる。 先にシャワーを浴びて、ナイトドレスに着替えた私は、初めて体験した時のように緊張していて、そのベッドに入るのをためらっていた。 壁に手をつき、考えても仕方ない事を、考えていた。 いくら考えても、恋人のいるみのりちゃんと、体の関係を結ぶことになったのは、私が望んだ事だ。 何を今更、みのりちゃんに、求めているのだろう・・・ シャワーを浴びた、みのりちゃんが、ドアを開ける音がした。 振り返えり、その姿を見ると、「考えても仕方ない事」が、全部頭から吹っ飛ぶのがわかった。 シャワーを浴びる前に、バスタオルと共に手渡した、黒いレースのキャミソール姿のみのりちゃんは、あまりにも、エロティックで、綺麗だった。 本当に、綺麗だった。 小さな頭に、伸びやかな肢体、そして黒いレースが映える、白い滑らかな肌・・・・ 息を呑む私に、みのりちゃんは、つかつかと歩みより、私を抱きしめた。 ボディーソープの香りが、私を包む。 ああ、この瞬間を、やはり私は5年間、待ち続けていたのだ。 みのりちゃんには、言えないけれど・・・・・・・・・・・・・・・・
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