準太とジョン

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準太とジョン

 あるところに準太と言う男の子が住んでいました。  準太は犬を飼っていました。ジョンと言う名前の犬でした。ジョンはジャーマンシェパードと言う種類で準太は大きくてかっこいい犬だと思っていました。  準太とジョンはいつも一緒に散歩をしたり、ご飯を食べたり、遊んだり、夜も一緒の布団で寝ていました。準太とジョンは片時も離れることはありませんでした。ジョンは準太にとって一番の友達でした。  しかし、そんな日々は何時までも続きませんでした。  準太は引っ越しをすることになりました。新しい家は高層マンションで、準太はその一番上の階に住むのです。今の家は1階だったので高いところに住めると準太は楽しみでした。しかし、今度の家はジョンと一緒に住めないとママに言われた瞬間、楽しみではなくなってしまいました。  準太はジョンと離れるなんて嫌でした。準太はジョンと離れるぐらいなら、引っ越しなんてしたくないと言いました。しかし、ママもパパも引っ越しはするし、ジョンは別の家で飼ってもらうと言いました。     
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