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くたっとなったボクの身体をアウディが優しく抱き留める。
アウディもすっきりしたような満足げな顔で、ボクを見て微笑んでいた。
「君とのセックスも久しぶりだから、ちょっと緊張しちゃった。」
(よく言うよ…さっきまでそんな素振り全然見せなかったじゃないか…。)
ボクはむくれながらも、そういえばアウディとセックスをしたのは、何か月ぶりだろうと思った。
いつもアウディと一緒に居るのが当たり前で、それだけで満足していた。
だから、アウディがボクに対して積極的だったのも、溜まっていたのかもしれない。
それはボクも同じだけれども…。
アウディに優しくキスをされ、ネグリジェをするっと身体に被せられた。
ペニスがお尻から離され、名残惜しさを身体から感じた。
さっきまで、元気だったそれは目的を果たした今、だらりと情けなく下を向いてぶらさがっている。
「体を綺麗にしたら、もう寝ようか。明日も早いし…。」
何気なく言ったアウディの一言から、ボクはそういえばメイドごっこは今日から始まったんだよなと、自分の置かれた状況を思い出す。
あとしばらくこんな日が続くのかと思うと、身体を強張らせた。
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