148人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日。二日後の朝を迎え、ボクは抵抗感をもちながらも、昨日から着ているアウディ自作のメイド服に腕を通した。
昨日の夜、アウディに『お仕置き』として、身体を求められたというのに、今は無邪気な寝顔でスース―と寝息を立てている。
その可愛い寝顔を見ていると、昨日の積極的な態度と別人に思えてきて、少し拗ねてしまう。
(まったく、無邪気な顔で眠っちゃって…。昨日は、あんなにボクにエッチな事したくせに…。)
悪戯したくなって、ボクは寝息を立てるアウディの耳元にフッと息を立てた。
「…ん、」
少し反応して、またもとの寝顔に戻る。
「ふふっ…。」
ボクは少し得意げになって、アウディの口元に軽くキスをした。
唇を離した時だった。
グイッと後頭部から押さえつけられるように顔を引き付けられ、強めにアウディの口元にボクの唇が重なり、口の中をしゃぶられた。
いきなりのことでびっくりしながら、アウディの舌を受け止めていると、口が離された。
「…おはよう。可愛い起こし方だね。」
アウディが得意げな表情で微笑みながら、ボクを見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!