148人が本棚に入れています
本棚に追加
建物の中で誰かと話し込んでいた。
相手は全く知らない女性。心の中がズキリとした。
その女性は誰…?
仲睦まじく話しているように見えて、不安な色に染まっていく。
アウディがボクに秘密で街に行っていたのも、あの女性に会いにいくため…?
目の前が真っ暗になったような感じがした。
「アレン…?」
ふとアウディに声をかけられてボクは我に返った。
「アレン、さっきの見てたの?」
少し驚いた様子だったが、いつもの優しい表情に戻る。
「君には秘密にしてようと思っていたんだけど実はね…」
「聞きたくないよっ!!!」
ボクはアウディの声を遮る様に叫んだ。
最初のコメントを投稿しよう!