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「やら、ぁあああァっ!!!!!」
まるで赤ちゃんのように泣き叫ぶような声を出しながらイってしまった。
ぴゅるぴゅるとお漏らししているように噴き出して、ボクは恥ずかしさと自分自身への情けない気持ちで涙が出てしまった。
「…ひぐっ…うっ…」
ボクが泣き出してしまったのを気付いたのか、アウディにようやく降ろしてもらい、向き合う形でそっと抱き寄せられる。
ボクは力が抜けてへたり込んでしまい、抱き寄せられながら地面に座った。
「ヒック…グスッ…」
ボクの涙をアウディが指で絡め取る。
「ごめん、やりすぎた。まさか泣くなんて思わなかったから…。」
「アウディっ…ひどいよ、ボクは、嫌だって言ったのに…」
泣きじゃくるボクの顔を見ていたが、涙で滲んでアウディの表情は分からなかった。
ボクはアウディの胸元にしがみついたまま、まるで小さな子供のように泣き続けた。
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