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ボクとご主人様①
19世紀の英国。
街から少し離れた屋敷にボク達は住んでいます。
ボクの名前はアレン。アウディという恋人と一緒に暮らしている。
なんてことないゆったりとした日常を過ごしていたある日の事でした。
「もう知らない。アウディの馬鹿!」
勢いよくドアを閉めボクは自室に鍵をかける。
「誤解だよ。僕の話を聞いてアレンっ!」
自室の扉の向こうから弁解を求めるアウディの声が聴こえる。
(もう知らない!絶対に口なんか聞いてやるもんか!)
ボクはムキになって、ベッドの布団に潜り込んだ。
アウディとの間に何が起きたのかというと、話は数時間前にさかのぼる。
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