おぼぼぼぼぼぼぼぼっ!

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おぼぼぼぼぼぼぼぼっ!

(おばあちゃんには子供も身寄りもない? じゃあ一体あの子は誰!?)  そう思うと鳥肌が立った。 ◇◆◇  そして日付が変わり夜中の2時をまわった頃、再び…… ガチャンっ!    お隣のおばあちゃんの家の玄関が、勢いよく閉まった音が聞こえた。  俺は体をビクつかせ、昨夜と同じく部屋の窓のカーテンをすこーしだけ開け、おばあちゃんの家の玄関の方を見下ろす。が…… (あれ? いない……)  昨夜見た人影はそこになかった。思わずホッとする。 (ドアが閉まる音も、昨日の人影も俺の勘違いだな! うん!)  納得しカーテンを閉めようとしたその瞬間! 家の前の街灯下に昨日見た女の子がこちらを向いて立っているではないか! 思わず目が合う! 「おぼぼぼぼっ!!」  パニックになった俺は、今まで叫んだことのない言葉を大声で発してしまった。  すかさずその場にしゃがみ込む。
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