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俺はそのまま彼女に案内されて家の中に入った。
中はと言えば、発光する植物や、瓶詰めにされた未知の生物。
あとは、ベターな大量の本が詰まった棚だった。
「改めてこんにちは。私はヒルデ。ヒルダは私の祖母になります」
「祖母…?」
あ、よくよく考えたら、100年も前なんだから子孫に高齢者がいても不思議じゃないか。
「はい。100年前、当時の勇者と魔王討伐後に別れてからは、ここに独りで住んでいました。そして、私は4年前からここに住んでいます」
「ナルホド…って、住んでいた?」
そう俺が言うと、彼女は窓辺を指差した。
そして、俺が見た方向には、墓石らしき石板が建てられていた。
「…まさか」
「私が住み始めた2年後、病で…」
…マジかよ。既に他界してたってか。
「…もしかして、貴方が“ルド―”ですか?」
ルドー?
「もしかして、それ名前じゃないか?俺の名前流堂だから。でも何で…?」
「実は、祖母が生前、ある予言を言っていたのです」
予言?
昨今の魔女は、予言者みたいな事も出来るのかよ…。
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