第1話

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…ん? 嫌に明るいな…。 今日は確か…バイト先の給料日だから、銀行に行かねぇと…。 「…アレ?ドコだ此処」 目を開けて、何も無い360度真っ白な空間で目を覚ました俺は、身体を起こした。 あぁ…クソ、身体がダルい。 昨日は休みだったハズなのに、身体が嫌にダルい。 「…ご気分はどうですか?」 「ん…?」 女の声に視線を向けると、そこにはまた真っ白なスーツ姿の白髪の女がこっちを見ている。 …うん、超美人だな。 「誰?つーか、此処はドコ?」 「私が“神”です。そして、ここは“白世界”。分かり易く言うと、“あの世”です」 「…帰る」 …くだらない。 ノベルのゲームとか、小説とか、マンガは好きだ。 だが、この手は俺からしたら「アホ臭くて馬鹿らしい」だけだ。 「ちょ…待って下さい!流堂優さん!」 「…は?」 名前を呼んで引き止める自称神様は、俺を指さしながら「落ち着いて下さい」と言い出した。 .
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