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第二章
麻衣はふわふわと浮いている感じで目が覚めた。
そこは無重力の世界で、本当に体が浮いていた。
普通の人間なら驚いて声を上げるところだが、麻衣には感情がないため、ただただ浮いている状態をすぐに受け入れることができた。
そこは見るもの全てが青色で、麻衣自身も真っ青な体になりつつあった。
その変化に伴って、麻衣の心も変化していった。
全身が青になった瞬間、麻衣の目から涙が溢れて、訳もなく大声で泣き叫んだ。
他に誰もいない青い世界で、麻衣の泣き叫ぶ声だけが響き渡った。
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