第三章

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第三章

どのくらい倒れていたのかは分からない。 波の音で麻衣は目が覚めた。 何故か手には青い石が握られていた。 今まで感じたことのない色々な感情が、一気に胸に広がった。 「私の世界が色図いた……」 麻衣の目から涙が溢れ出し、胸の奥が熱くて苦しかった。 でも、決して嫌な感情ではなかった。 麻衣は笑いながら泣いていた。
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