青空
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通学の長い電車で本から顔を上げると青空と君の顔があった。私の心臓は高鳴った。信号で電車が止まったらしい。 向側の座席の君は立ち上がって、窓ガラスを落とした。夏の熱気が流れ込んできた。 私はいっぱいの勇気を振り絞って、いつか言いたい。 「あなたのことが、好きです」と。
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