第二章 運転手

2/5
前へ
/14ページ
次へ
今、地元から市内へ向かうバスの車中、青白い蛍光灯の明かりが車中を照らしている座席の中、最前列に座っている。 どうやら、前で運転中のバスの運転手が、何かを呟いている様子だ。 何を言っているのかは、全くわからないが、市内へ入る最後の峠に入った当たりから聞こえていたようだ。 バスの運転手は、白いマスクをしてジッと前を見ている。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加