238人が本棚に入れています
本棚に追加
/444ページ
前方を見ると、国籍不明機が旋回しながら高度を落としているのが見える。追尾しているF35も速度を落とし、同じようなマニューバーに入った。
「機長、あの戦闘機こちらに向かって来てませんか?」
「ああ、高度も落としている・・」
国籍不明機は高度を落としならが、180度の旋回を終えて、ほぼ私たちの経路に正対した。
それはあっという間だった。米粒程だった機体は、直ぐに戦闘機の細かい形が判るまで近づいた。あと数秒ですれ違って。
その時、国籍不明機から光りの筋が放たれ、左前方に居たF35に向かった。そしてF35の機体が弾けた。
物凄い衝撃が私を襲った。
最初のコメントを投稿しよう!