第1章 787 コクピット (遥の視点)

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前方を見ると、国籍不明機が旋回しながら高度を落としているのが見える。追尾しているF35も速度を落とし、同じようなマニューバーに入った。 「機長、あの戦闘機こちらに向かって来てませんか?」 「ああ、高度も落としている・・」 国籍不明機は高度を落としならが、180度の旋回を終えて、ほぼ私たちの経路に正対した。 それはあっという間だった。米粒程だった機体は、直ぐに戦闘機の細かい形が判るまで近づいた。あと数秒ですれ違って。 その時、国籍不明機から光りの筋が放たれ、左前方に居たF35に向かった。そしてF35の機体が弾けた。 物凄い衝撃が私を襲った。
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