『アカムとうり』を売る コミケ80初サークル参加レポート

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 後ろからのプレッシャーで、10分も占有すれば胃が痛くなってくる。それで、2~3枚刷っては列の最後に並ぶというループを繰り返した。疲れたら部屋に帰って原稿を順番通りに振り分けた。コミケ前日(8月13日)の11時から始めたコピー作業が終わったのは、19時半だった。  コピー機ループをしていると、同じ様なことをしている青年がいることに気がついた。電車の写真が入ったページを刷っている。大きめのリュックを背負って、コミケ80と書いた紙袋を持っていた。  時刻は17時過ぎ。思い切って声を掛けると、明日のコミケで売る小田急電鉄の本を作っているとのこと。はきはきした良い青年で、意気投合してツイッターのアドレスを交換した。彼は時間がないらしく、価格が高くても印刷が速いコピー機を求めてコンビニに行った。  表紙は綺麗な紙を使いたかったので、東急ハンズで買った。1枚35円。この紙は、コンビニも百円ショップも手差しが不可だったので、自分のインクジェットプリンターで刷った。不安だったが、うまくいって良かった。  綴じも問題だった。普通のホッチキスでは、A5幅あるページの真ん中まで届かない。あらかじめネットで調べて、九十度回転するホッチキスを買った(このホッチキスはコミケ会場でも使っている人を見た)。     
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