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日下君のまさかの一言に一瞬動揺してしまった。
だってそんなことを異性に言われたのは初めてで。
この前、由香に言われたせいかもしれない。
だけどすぐに心の中で自分を喝を入れて自分を引き締め直した。
どうせいつものおふざけだ。
純日本人のくせに金髪が地毛だとか平気で嘘をついて、毎日転ける私を嘲笑う男。
動揺する私を見て楽しもうとしているに違いない。
「戻したらね~」
私はあえて笑顔を携えて返してやった。
「分かった」
日下君は満面のにっこりと笑みを作って返してきた。
私が崩れなかったのが悔しかったに違いない。
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