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次の日、私はいつも通り門に立っていた。
あの金髪不良男を待ち受けて。
でも今日は中々現れない。
ポケットの中の携帯で時間をチェックするといつも彼が現れる時間を五分過ぎた。
風邪……?
それとも、私が昨日言った言葉に傷付いている、とか……?
「加野さん、おはよ」
心の中で不安になってきた時、聞こえてきた声。
私に声を掛けてきたということは昨日のことは気にしていない。
良かったーーーー
安心して声のした方へ顔を向けた私だったが、彼を見た瞬間驚きすぎて「日下君!?」と叫ぶと固まってしまった。
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