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「それってどういうこと?」
余裕そうな笑顔で返してくる。
益々苛々する。
どうせまた期末もいただきだって思ったんでしょ!
もう期末なんてどうでも良いからこの苛々をどうにかしてよ!
「分かんないから教えてよ!」
私は苛々して叫んだ。
すると日下君は目を見開いたかと思ったら、
「あははははっ!何その逆ギレ!そこまできてんのに分かんないんだ!勉強は出来るのに、そっちは全然ダメって!」
大口開けて大笑い。
私が苦しんでいるというのに何を笑っているんだこの男。
まさか、私で……
「……遊んでたの?」
「違うよ。確かにね、駆け引きはした。だって加野さん、全然俺のこと意識もしてくれないから。すごろくはふざけすぎたけどね」
え?それはどういうこと?
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