直接的に

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「すごい! マッサージ効果すごい!」  ぽよんぽよん。 「俺もまさかの効果に驚きを隠しきれん」 「アンタ、剣士よりもマッサージ師の方が向いてるんじゃない?」 「お前以外に需要が無い」 「私の貧乳は絶滅危惧種か!」 「他に見た事あるか?」 「……無いです」  OTL 「とりあえず絶壁は淘汰された。だがまだ微乳は健在だ」 「微乳……」 「なのでこの才能はお前専属マッサージ師として発揮してやろう」 「お願いします」 「……少しは躊躇したらどうなんだ、お前」  もみもみ。 「と言いつつ、アンタも躊躇無く揉みにきてるよね」 「思ったんだが」 「何でしょう」 「直接的な刺激を与える方が効果は大きいのではないかと」 「直接的、とは?」 「直に」 「マジか」 「俺の考察では布地が効果を阻害する要因と」 「さすがにそこは抵抗が」 「身体には無くとも心には摩擦抵抗が」 「今は身体にもある!」 「誰のおかげで?」 「よろしくお願いします」 「素直でよろしい」  するり。ぴとっ。 「おっ。確かにほんのりとだが膨らみが」 「そうだろう、そうだろう♪」 「何とも微妙に絶妙なフィット感」 「そこまでジャストフィット?!」 「これはこれで可愛らしくはあるが、やはりここは手のひらに収まりきらない大きさまで育てたい」  ふにふに。もみもみ。 「おぉ、温熱マッサージ……これは効果が期待出来そう」 「お前に知識と恥じらいが無さすぎてどうしてよいやら」
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