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「これよりも更に効果的な方法がある訳だが」
「よろしくお願いします」
「マジで躊躇無いな。だがこれには条件があるんだ」
「どんな無理難題でもおっぱいの為ならばっちこーい！」
「結婚でもか？」
「なーんだ、血痕。あ、指先くらいで足りる？」
「そっちじゃない。いや、確かに出血はするかもしれんが……って、そうじゃない。結婚。マリッジ。ウエディングの方だ」
「マリッジ……ウエディング……ウエディング？！」
「理解力無さすぎか」
「ちょっと待ってウェイティング！ 結婚ってあの結婚？ 『汝、健やかなる時も病める時も』の結婚？」
「おぅ。『死が二人を分かつまで共にある事を誓う』あの結婚だ」
「おっぱい大きくすんのに結婚する必要が？！」
「まぁ絶対じゃないが、夫婦じゃない二人がすべき事じゃないからな、本来」
「はて？」
「……お前の教育について俺はお前のご両親に是非とも物申したい」
「おっぱいから何故に教育論？！」
「とにかくだ。お前の意志を聞かせろ」
「結婚すれば今よりもおっぱいが……」
「待て待て待て。俺が言うのも何だが早まるな。お前、おっぱい目当てで結婚するのか。どんだけおっぱいに人生懸けてんだ」
「だっておっぱい」
「おっぱいに憧れるのはわかったから、そこまで切羽詰まるな」
「だって……こんな貧乳じゃ結婚してくれる相手なんかいないし」
「ちっぱいなお前を好きになる奴がいるかもしれんだろ」
「ちっぱい言うな。そんな物好きいたら今すぐにでも結婚するわ」
「そうか。なら問題無いな。俺と結婚してくれ」
「……へ？」
「うん？」
「えと……あれ？」
「何だ。俺じゃ不服か」
「いや全然。そうじゃなくて……え？！」
「マジで理解力無さすぎか」
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