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「そんなこんなでアンタが生まれた時からおっぱいがあったのを見てアタシは心底安堵したわ」
ぼいんぼいん。
「おかげさまで。それはそうと後半まるっとすっ飛ばしたよね。綺麗さっぱり」
ばいんばいん。
「だって……パパとのあんな事とか……思い出すだけでドキドキして恥ずかしい……」
くねくね。ぷるんぷるん。
「ママって奥手すぎて逆に際どいよね。それをいい事に結婚まで持ち込んだパパの鬼畜っぷりは逆に尊敬するよね」
「えぇー?」
「まぁ、我慢の限界だったんだろうね、パパも。……で。ママがパパのマッサージでおっぱい大きくなれたのはいいとして」
「そう。それはいいとして、問題は」
「問題は」
ガチャッ、バタン!
「ただいまー」
ゆっさゆっさ。
「おかえり、爆乳剣士」
「おかえりなさい、爆乳パパ」
「おぅ……何故いちいち『爆乳』ってつける」
たゆんたゆん。
「だって本当の事でしょうが。だいたいさぁ、何でマッサージされた私よりも、したアンタがおっぱい大きくなってんのよ」
「パパ、正直そこまでデカいとキモい」
「キモい?! 娘に……娘にキモいって……まさか反抗期か?!」
ぎゅっ、もりっ!
「キモい発言がショックなのはわかるけどムカつくからやめなさい」
「パパ、パパ。腕からおっぱいがはみ出て盛り上がってる。何か零れてきそうで怖いからやめて」
「おっと。いやぁ、 お前の魔力が馴染み良すぎてな。俺の方にも魔力注入されたらしい」
「何そのおっぱいイタチごっこ」
「ちょっと待って、それってアタシ今後一生アンタにおっぱいで勝てないって事じゃん!」
「私のおっぱいはパパ似……複雑」
「どっちに似てもちゃんと大きくなったから問題無し!」
ばっいーん! たゆんたゆん!
「だからそのムダにデカい胸を張るなぁああああ!」
べっちーん! ゆっさゆっさ!
「まぁそう怒るな。マッサージしてやるから」
もみもみ。
「それアンタもデカくなるんでしょうがー!」
「……今日も我が家は平和だなぁ」
─fin─
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