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「はぁ……」
「またか」
ばいんばいん。
「アンタにアタシの気持ちなんてわかんないわよ……」
じとー。
「すまん、一切合切わからん」
ばいーん。
「これ見よがしに胸張るんじゃない!」
バシッ! ブルン!
「アンタは剣士なんだから魔法要らないじゃん! 魔力要らないじゃん! なのに何で魔法使いのアタシよりもおっぱいあんのよ! 揺れてんじゃないわよ!」
「知るか。魔力なんて生まれつきだ。巨乳なのは俺のせいじゃないし、ましてやお前が貧乳なのは絶対に俺のせいじゃない」
「うるさい!」
ペったーん……。
「しかしお前、そんだけ貧乳なのに魔法使えるって逆にすごくないか?」
「褒めてない! それ絶対に褒めてない! 魔力タンク無いから自家製ドリンク頼みよ! ちくしょー! アンタのムダなおっぱい寄こせ! アタシのとチェンジしろ!」
「出来るもんならとっくに交換してるわ。最近、魔力が溜まりすぎてパンパンで鎧がキツくなって困ってるくらいだからな」
みっちみち。
「イヤミか! 市販のローブがぶかぶかなアタシへのイヤミか!」
スッカスカ。
「事実を述べたまでだ」
「辛い! 現実が辛い!」
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