神様

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窓を割り、鍵を壊して侵入したはずだったのに、不思議と問題にはならなかったし、警備の人も宿直の先生も、誰も来ることは無かった。 私は自分自身に失望しながら、大嫌いな父親の住む家に帰るしかなかった。重たい足取りの帰路。私を死なせてくれない神様を呪った。 家に帰るまでは。
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