猫又夢物語 第１部

第4章 『ヤマタノオロチ』

　古代大和文明の総魔法力と「ヤマタノオロチ」の強力な魔法耐性力が、激突して「ヤマタノオロチ」が負けて消滅しました。

　しかし、古代大和文明の総魔法力を使用した結果は悲惨で、高度な古代大和文明は、暴走した強力な魔法力によって一夜で壊滅と言うよりも消滅しました。

　その結果は悲惨で、人類は長い間、強力な魔法は使えず、強力な魔物に対抗する力なく、暗黒の時代が続いたと伝えられていました。

　そして、人類は長い暗黒の時代を乗り越えて、徐々にですが強い魔法力を手に入れる様になって来ました。

　目出たし、目出たしとなる予定ならば、良かったのですが、消滅した「ヤマタノオロチ」は、人類に対して、脅威の置き土産を置いて行ったのでした。

　「ヤマタノオロチ」は、旧大和文明の魔力対魔力耐性が拮抗して、旧大和文明の魔力に負ける瞬間に精神のみ逃れたのです。

当然、「ヤマタノオロチ」の身体は、旧大和文明の魔力により消滅します。

その一瞬の隙をついて精神のみ逃走する。