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第1章 『猫又見参』
『プロローグ』
私は、大山 幸太郎。
通称ハゲ猫。
定年退職した一介の自宅警備員。
妻は、大山 美代子。
通称、冬猫。
専業主婦。
私は、1日中、妻から頼まれた雑用をしたので今日は大変疲れた。
こうゆう日は、ウィスキーのハイボールで一杯やってから寝ることに限る。
なんて何時も自分で言い訳しながら毎日飲むことが毎日の日課になってしまったようだ。
まあ、私が好きなのは、スコットランドの泥炭から生まれたスコッチ、あの渋さ、何とも言えない旨さですが、 無職の我が身では贅沢は言えず某ウィスキーメーカーの一番安いウィスキーをハイボールで飲んでる次第。
貧乏は嫌ですね。
でも飲めることは有難いことで「酒の一滴は血の一滴だ。」と前職場の先輩の言うことも納得出来る歳に成ったようです。
まあそんなことはどうでもいいのでとりあえず「猫は寝る。」と言うことで愛猫ナナを強制的に拉致してベッドにぶっ倒れてしまったようだが、済みません後は記憶が消えていましたが、ナナの爪痕だけがしっかりと腕に残っていました。
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