第4章 『ヤマタノオロチ』

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やはり、会話の話題は、「ヤマタノオロチ」の話になります。  国王陛下は、先程の国防省参謀本部等の合同作戦会議に参加した為、内容は、ご存知ですが、王妃殿下達は、侍従武官から説明は受けていたようですが、やはり心配のご様子です。  皇太子殿下を始め各王子様方は、国防省参謀本部勤務の課長、第ニ王女様は近衛師団本部勤務ですので、明日、職場で詳しい話は聞けるのでしょうが、やはり気掛でしょう。 国王陛下と猫又隊長の話を聞いて納得した模様です。 王妃 「今回の戦いは大変危険で今回、女性は前線での戦闘勤務から外されていると聞きましたが、近衛猫又特別挺身隊の女性の皆さんは、「ヤマタノオロチ」と戦うのですね。」 猫又 「はい。女王陛下。我々近衛猫又特別挺身隊の女性は、最前線で戦う使命です。」 奈々猫 「女王様。任せて下さいニャー。「ヤマタノオロチ」は、我々近衛猫又特別挺身隊がやっけるニャー。「ヤマタノオロチ」をやっけたなら次も会食させて欲しいニャー。」 冬猫 「こら、奈々猫。女王陛下に失礼ではないか。食いしん坊め。」 王妃 「若いのだから沢山食べて下さいね。」  晩餐会も楽しく進み、猫又隊長達は、国王陛下の御一家に改めて「ヤマタノオロチ」退治を誓うのでした。
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