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玲奈王女は、国王陛下に近づき、その耳元でそっと囁きます。
玲奈
「お父様。確か何年間前の地方視察旅行の時に、地元のキャバレーの可愛いお姉さんにすり寄って、「私は身寄りのない可哀想な年寄りだ。サービスしてくれないか。」と言って、お札をお姉さんの胸元に入れて可愛がって貰ったでしょう。」
国王
「れ、玲奈。何でその事を知っているんだ。いや、そんなことはない。予の記憶にないから何かの間違いだろう。」
国王陛下は、額から汗を出し下を向いて否定されます。
玲奈
「あら、お父様、いや国王陛下、他にも地方視察の際にも、飲み屋のお姉さん方と色々あったことは、私の知り合いから複数の情報が手元に有りますからね。お母様、いや王妃様にもご報告した方がいいのかも知れませんね。」
国王
「れ、玲奈。玲奈王女、これは国家機密である。国家の存亡に掛かるからな、特に王妃には、内密にな、では仕方ないが玲奈の申し出は了解した。」
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