第1章 出会い

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どうもみなさんはじめまして。 僕の名前は上田尚人です。 本日は僕が好きだった、 いや、今でもずっと好きな女の子の話をしたいとおもいます。 出会いは 突然でした。 「ねえ、君はいちご牛乳すき?」 僕の肩を、 可愛い声とともに なにかがつつきました。 僕が恐る恐る振り替えると そこには とても優しい笑顔をした 女の子がたっていました。 その子は二カーッと 綺麗な歯を見せながら ずっとこちらをみていました。 「え?」 僕は聞きました。 「これ、あげる」 僕の手にヒンヤリしたものが あたりました。 そこにはいちご牛乳がありました。 「え、えと」 突然のことに僕が戸惑っていると 「君はいちご牛乳ってかんじ! だからあげます!」 その子はまた、 二カーっと 綺麗な歯を見せて わらいました。 僕はその笑顔が眩しくって 可愛いくって 心がくすぐったい気持ちになりました。 帰り道 ひとりオレンジ色にキラキラ光る眩い 海をみながら いちご牛乳を飲みました。 甘くて、ほんのり優しいすっぱさ。 僕の恋の味は こんな味かな いちご牛乳を左手に持ち キラメク海を背景に かざしました。 右手にもったスマートフォンでカシャリ。 画像をみると 金色に輝く海の前に 君からもらったいちご牛乳。 綺麗にとれました。 撮影時間 17時21分。 この時間を僕は覚えています。 君と出会った日から、 僕の日々は色々な色に 色づき始めました。
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