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近くの方で幾多の銃声が聞こえる。それによって多くの敵も味方も数を減らしていく。この勝負、僕が守りの要。
拠点の上から僕はライフルのスコープを覗き、引き金に指をかけた。
バシュン
まずは一人目。
バシュン
二人目。
こっちが今押されていて敵がどんどん出てくる。
パンパンパン
チッ、バレた。けどもう引けない。誰か道連れにしてでもここは守り抜く。
パンパンパン
こっちの残る弾はメインが15発、サブは約400発。
飛んでくる弾のあまりの量にスナイプすらできない。
僕は愛銃を手放すと肩からかけていたサブウエポンを持ち、グッと気合いをいれ特攻する覚悟を決めた。
「うおー「Pーーー」え?」
突然の笛の音に俺も周りの敵もしばし呆然。
「ただいまの試合。黄色チームのフラグがなったので赤チームの勝ち」
最初はわけわからなかっただったがみんなが撤収するのを見ていくうちにその実感が湧いてきた。
こんどこそ守り切った……。
僕たちはそれぞれやり切った感を胸に抱き、小休憩ののち再びフィールドインした。
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