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いつもあったもの
影。それは自己肯定そのもの。人がいるから影がある。影があるから人がいる。影というのは、生きてる以上切っても切れない関係。
それは虫においても。動物においても。物に関してもそうだ。例え、その身が滅び死んでしまう事があっても影が消えてしまうことはない。
もし影がない人間がいるとするなら
それは人間とは呼べないだろう。
なにか役に立つというわけではないがなくなるとなくなったでどうしようもない不安に駆られる。いつからなくなった?思い出そうとするが普段ソレを意識しないため最期に見た日が思い出せない。改めて、振り向く。
やっぱり。振り向けば必ずあるもの。
少年からは影というものが一切なくなっていた。
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