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もなみ
「何それ、意味わかんないんだけど(笑)」
賢太郎
「まあとにかくだ、せっかく早く帰ってこれたんだし、浩一が出たら風呂入って今日は早めに寝なさい」
もなみ
「変なの。まあいいか、ありがとう。お父さんの言うこと聞いて今日は早めにベッドに入ります」
そう言って、もなみは自室に荷物を置きに行った。
鈴子
「なんか最近、もなみの顔色が良くなかったから・・・今日彼氏に出会ったことでなんか調子戻ったみたいね」
賢太郎
「そうか、そうだったのか。気付いてやれなかったな・・・申し訳ない」
鈴子
「お父さんだって忙しいんだから、そんなの仕方ないことじゃない」
賢太郎
「母さんは優しいなあ・・・」
浩一
「うわぁ・・・何泣いてんだよ父さん・・・」
賢太郎
「なっ、泣いてないぞ。これは汗が目に染みたんだ!」
浩一
「いまどき誰もそんな嘘つかないって・・・」
浩一の視線をしり目に、賢太郎と鈴子は笑っていた。
もなみは、自分が熟女と呼ばれていることに、正面から向き合うことにした。自分自身の立ち居振る舞いや物腰言動は、いまさら変えようのないものだと思ったからだ。
もない
「正面切って言われたらさすがに困るだろうけどね・・・」
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