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*** 「点滴を打ったので、とりあえずは問題ないかと。目を覚ましたら再度診察しましょう」  ありがとうございます、と、蒼は医師に頭を下げた。  あれから救急車を呼び、藍子は病院に運ばれた。  乗り合わせた救急救命士によれば、熱中症ではないか、とのことだったので、そこで蒼はようやくほっと胸を撫で下ろした。  そして医師の診断は救急隊員の推測通り、熱中症だった。  藍子は現在、病室で眠っている。睡眠不足とストレス、そして水分補給を怠ったのが原因ではないか、と医師は話していた。
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