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「…で、挙式はいつにするんだ?」
「………まだ早い、プロポーズもしてないのに」
「でももう決めてんだろ?瞬様喜ぶと思うよ」
「………」
瞬の笑った顔を想像して微笑む。
結婚しないハイドに相手がいないと勝手に思い込んだハイドの両親は遠い国の巫女と呼ばれる女性との縁談を勝手に進めてハイドの知らない間に婚約者にされた。
それを知ったのは最近で、明日は婚約破棄を告げるために巫女がいる国に行く事になっている。
そして帰ってきたら瞬にプロポーズをする気だった、そのために花を用意している。
婚約破棄する話だから瞬に言って不安にさせないために黙ってる事にした。
…既にその場を離れていた瞬は、何も知らない。
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