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晴海は電車に乗り、高校の最寄駅に着き、駅から学校までの歩道を歩いていると、事故が起こったのかパトーカーのサイレンの音が聞こえる。
少し歩道を進むと、反対側の歩道にトラックが乗り上げて停止している光景が目に入り、晴海は驚く。
幸い怪我した人はいなさそうで、救急車は来ていない。
晴海は学校に着き、教室の後方の入口からこっそり入ろうとすると、「高木、遅刻っと・・・」物理担当教師が言う。
みんなの視線が自分に集まり、笑い声もあちらこちらから聞こえた。
「寝坊しちゃいまして・・・」と晴海は申し訳なさそうに言うふりをして、自分の席に座る。
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