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「成田環奈さん、僕と付き合ってください」
「…はい?」
突然隣のクラスの男子に呼び出されたかと思えば、告られた。
「いっ、いやいや! 意味分かんないんですけど!?」
慌ててそう言えば、彼はニコリと笑う。それは天使のような笑みで、他の女子がキャーキャー言ってるのも頷けるキラキラスマイルだ。
「僕の彼女になってって意味だよ?」
「そんなん分かるわー!」
「そっか、良かった。それじゃ放課後教室で待ってて」
「え? いやっ、ちょっ──」
呼び止める私の声なんて気にもせず、彼は行ってしまった。
「…何がどーなった?」
夏休み明けのボケだろうか…?
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