戦乱の音

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それを帝は理解していないのか? いや、理解していないからこそ 大栄遠征の檄を飛ばしたのだろう。 帝は、衛青(えいせい)や霍去病が存命であった頃とは 別人のようだ。 (どうなるのだ・・・この国は?) 嫌な胸騒ぎを感じた。 と同時に俺は、何の為に戦っているのだ? という虚無感に襲われた。 この国を守る為に、戦っているというのに・・・・ 帝がそれでは・・・ 俺がどれだけ足掻こうが 民は国は救われないのではないか?
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