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何度も屋敷に訪ってきては
母に求婚を繰り返していた。
確かに李公利は容姿端麗な男だ。
しかし、その実は狷介で狡猾な男だ。
母を純粋に好いていたのではなく
父が遺した巨額の私財。
そして、英雄霍去病の妻を娶ったという
体の良い事実が欲しいだけである。
幼いながら霍景は、
李公利の薄汚い野心を見抜いていた。
母もそれを見抜いていたからこそ
李公利を拒絶していた。
それだけでなく
母の心の中には、今も父しか映っていない。
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