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丸一日後。
楽鵬が帰還した。
何処から手に入れたのか
楽鵬は具足を纏っていた。
恐らく李公利軍の兵士のものだろう。
「掴めたか?」
燭台の火の影が
尋ねた高刹の顔に重なる。
「ええ。大方は」
「で、どうだった?」
霍景が逸る。
「はい。どうやら李公利は大宛に向かっているようです」
「大宛だと?」
声を上げたのは、霍景。
「何故、軍が大宛へ侵攻する?」
感情を表に出さない高刹も
事の不明瞭さに、前のめりになる。
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